門構えに山で「閊」。
漢検1級レベルの漢字であり、国字(日本で作られた漢字)の一つです。
「前が閊えている」という使い方をしますが、この漢字の読みを知っていますか?
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めもの内容
門構えに山で【閊える(つかえる)】
閊の読み方はこちら
【閊】
- 音読み:×
- 訓読み:つか(える)
- 漢検級:1級(大学・一般レベル)
「閊える」の意味は、行き先が塞がって先に進めない状態のこと。
「先が閊えている」というような使い方をしますね。
「つかえる」は同訓異字として、以下の5種類の漢字があります。
- 仕える‥‥目上の人の側にいて奉仕する。(「事える」とも)
- 事える‥‥目上の人の側にいて奉仕する。(「仕える」とほぼ同義)
- 支える‥‥塞がって滞る。「差し支える」の形で多く用いる。
- 痞える‥‥胸やのどが塞がった感じになる。
- 閊える‥‥物事が滞って、先へ進まなくなる。
漢検1級配当の漢字は、「痞」と「閊」だけですが、今回の「閊」は国字なので、答えるうえで差別化は図れるでしょう。
「閊」の字源?
しっかりとしたリソースが見つからなかったものの、門に山という点で「閊える」という状況が表されているのではないでしょうか。
ただ、字の成り立ちとしては、門に人だかり(人の山)ができていた様子を表しているのでしょう。
「つかえる」のイメージにぴったりの漢字ですね。
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参考文献
- 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p1081
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