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【辻】「しんにょうに十」の読み方は?漢字の成り立ちまで解説!

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 「しんにょうに十」と書いて表される「」。

 漢検準1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。

 苗字としても使われるため読める人が多いと思いますが、意味まで知っていますか?

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しんにょうに十で【辻(つじ)】 

 漢字「辻」の読み方はこちら。

【辻】
  • 音読み:×
  • 訓読み:つじ
  • 漢検級:1級(大学・一般レベル)

 辻を広辞苑で調べると、以下のような意味が主に出てきます。

道が十字形に交叉している所。四辻。「つむじ」とも。

『広辞苑 第7版』より

 説明の通り、十字路を表します。

 「辻」を使う言葉としては、次の2つを知っておきたいところ。

  • 辻褄‥‥合うべきことが合うはずの物事の道理。「辻」は道が合うこと、「褄」は左右が合うことから。
  • 辻斬り‥‥武士が刀の切れ味を試すべく、通行人を斬ること。その目的を持った武士が十字路で通行人を待っていたことから。

 どちらの使い方も、元を辿れば十字路に関連していますね。

「辻」の成り立ち?

 つくりである「十」は、意味の通り十字街・十字路に由来しています。

 しんにょうの元の字は「」であり、以下のような意味を持ちます。

【辵】
  • 音読み:チャク
  • 訓読み:×
  • 漢検級:対象外(JIS第3水準)
  • 意味:行ったり来たりする。走る。階段を段飛ばしで降りる

 人が往来する十字路ゆえ、を合わせて辻にしたと考えられます。


 漢検要覧によれば、一点しんにょうの「辻󠄀」󠄀でも○です。

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参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p1083
  • 新村出編(2018)『広辞苑 第七版』,岩波書店,p1947-1948
  • 新潮社編(2007)『新潮日本語漢字辞典』.新潮社,p2408

 

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