【鯐】「魚へんに走」の読み方は？漢字の成り立ちまで解説！

「魚へんに走」と書いて表される「鯐」。

　漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。

　ある出世魚の小さいときの呼び方を表します。

魚へんに走で【鯐(すばしり)】

　鯐の読み方はこちら。

　日本で作られた漢字のため、音読みはありません。

　常用漢字では、「州走」や「洲走」と書き、出世魚である鯔ぼらの稚魚を指します。

　鯔の稚魚にはいくつか段階があり、その中でも10cm程度のときに「すばしり」という名称を使います。

　鯔の呼び方は、以下の記事で紹介しています。

「鯐」の字源　

　「すばしり」という名前の由来には諸説あります。

• 川の水が干上がってくると、水面をジャンプするように泳ぐことから。
• 川と海の潮境を行き来するから。(「瀬走り」が音変化したとも)

　そして、以上のような魚の走っている様子から、一文字で「鯐」と表されました。

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　読みと漢字が一致しているので、覚えやすいですね。