【乖】千に北を組み合わせた漢字の読み方は?意味や成り立ち、漢検での出題例まで解説!

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 今回は、一見、千に北を組み合わせたように見える「乖」という漢字について詳しく解説します。

 この漢字は、「離れる」、「背く」という意味を持っています。

 それでは、「乖」の意味や使われている熟語について詳しく見てみましょう。

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めもの内容

「乖」の読み方・熟語・成り立ち

「乖」の読み方

  • 音読み:カイ、ケ
  • 訓読み:そむ(く)、もと(る)
  • 漢検級:1級
  • 部首:丿(はらい)
  • 部首の画数:1
  • 総画数:8

「乖」の意味

  • そむく、もとる、さからう
  • 隔たる
  • こざかしい
わるがしこそうな子ども
こざかしそうな子ども

「乖」を含む熟語

  • 乖離(かいり):わかれはなれること。心が合わなくなってはなれること。
  • 乖背(かいはい):人に背いて離れること。道理に背くこと。
  • 乖異・乖違(かいい):意見、態度などが食い違うこと。
意見に背いている様子
意見に背いている様子

「乖」の成り立ち

 「乖」は会意文字です。「𠁥(二つに分かれる羊の角)」と「兆(二つに分かれる)」という字から成り立っています

 二つに分かれている形を表す文字と、二つに分かれるという意味の文字が組み合わさっていることで、「乖」が「離れる」「背く」という意味を持つようになりました。

「乖」の成り立ち
「乖」の成り立ち

「乖」の漢検での出題例

 漢検1級配当の四字熟語として、以下のものがあります。

「乖」が使われる四字熟語
四字熟語解答意味出典
牽攣(カイカク)乖隔心は互いに惹かれあいながら、遠く隔たっていること『四字熟語辞典』

まとめ

 「」は、「背く」「離れる」という本来の意味から、「こざかしい」という意味まで、幅広い用法を持つ漢字です。

 漢検1級では、このような多義的な漢字の意味や用法を正確に理解し、適切に使用できることが求められます。

 「乖」のような日常生活ではなかなか目にしない漢字を効率的に学習するには、体系的な学習方法が欠かせません。

 漢検1級を目指す方には、専門的な学習アプリの利用をおすすめします。

 例文や解説、効果的な復習機能を備えたアプリを活用することで、着実に知識を積み重ねていくことができるでしょう。

 ぜひ、漢字学習に活用し、漢検1級合格を勝ち取ってください

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参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p172
  • 新潮社編(2007)『新潮日本語漢字辞典』,新潮社,p62
  • 藤堂明保他(2019)『漢字源 改訂第六版』, 学研プラス,p39
  • 日本漢字能力検定協会(2017)『漢検 四字熟語辞典』, p185
  • 日本漢字能力検定協会(2014)『漢検1級分野別精選演習』,p161

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