【籡】竹冠に撿の読み方は?漢字の成り立ちまで解説!

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籡

 「竹冠に撿」と書いて表される「」。

 漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。

 「籡張り」として使われますが、読み方を知っているでしょうか?

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竹冠に撿で【籡(しんし)】

 籡の読み方はこちら。

【籡】
  • 音読み:×
  • 訓読み:しんし
  • 漢検級:1級(大学・一般レベル)

 籡というのは、布や反物を洗ったり染めたりした際に、布が縮まないように干すための道具のことです。

籡張りの様子
(出典:A.Davey from Portland, Oregon, EE UU, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

 籡の両端を尖らせることで、布の端と端を固定

 1反あたり300本ほどの竹製の棒で、籡自体が縮むことなく、布の幅をやさしく一定に張ることができます。(籡張り

 また、籡は国字であり、一般的には「伸子」が使われます。

「籡」の字源?

 竹冠自体は、籡の材質である竹を指しますが、つくりである「撿」は次のような読みと意味を持っています。

【撿】
  • 音読み:ケン、レン
  • 訓読み:×
  • 漢検級:対象外
  • 調べる。確認する。
  • 取り締まる。拘束する。

 この字には、「検」と同じような意味の他に、拘束するという意味があります。

 竹によって布を拘束するということから、「籡」という字ができたのではないかと予想されます。


 「伸子しんし」って、普通は「のぶこ」って読んじゃいますよね。
 それゆえに国字が生まれたのかな…‥。

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参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p821

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