「竹冠に撿」と書いて表される「籡」。
漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。
「籡張り」として使われますが、読み方を知っているでしょうか?
漢検1級はアプリで対策できます!
現在、アプリを調整しています。
再リリースの準備が整い次第、このサイト上でお知らせします。
めもの内容
竹冠に撿で【籡(しんし)】
籡の読み方はこちら。
【籡】
- 音読み:×
- 訓読み:しんし
- 漢検級:1級(大学・一般レベル)
籡というのは、布や反物を洗ったり染めたりした際に、布が縮まないように干すための道具のことです。
籡の両端を尖らせることで、布の端と端を固定。
1反あたり300本ほどの竹製の棒で、籡自体が縮むことなく、布の幅をやさしく一定に張ることができます。(籡張り)
また、籡は国字であり、一般的には「伸子」が使われます。
「籡」の字源?
竹冠自体は、籡の材質である竹を指しますが、つくりである「撿」は次のような読みと意味を持っています。
【撿】
- 音読み:ケン、レン
- 訓読み:×
- 漢検級:対象外
- 調べる。確認する。
- 取り締まる。拘束する。
この字には、「検」と同じような意味の他に、拘束するという意味があります。
竹によって布を拘束するということから、「籡」という字ができたのではないかと予想されます。
「伸子」って、普通は「のぶこ」って読んじゃいますよね。
それゆえに国字が生まれたのかな…‥。
漢検1級の国字の対策については、当ブログ開発のアプリがおススメです!
漢検1級はアプリで対策できます!
現在、アプリを調整しています。
再リリースの準備が整い次第、このサイト上でお知らせします。
参考文献
- 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p821
コメント