「母に衣」と書いて表される「袰」。
漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。
母の衣と書きますが、武士たちが纏っていた防具を指します!
漢検1級はアプリで対策できます!
現在、アプリを調整しています。
再リリースの準備が整い次第、このサイト上でお知らせします。
めもの内容
母に衣で【袰(ほろ)】
袰の読み方はこちら。
【袰】
- 音読み:×
- 訓読み:ほろ
- 漢検級:1級(大学・一般レベル)
日本で作られた漢字のため、音読みはありません。
袰というのは、「幌」や「保呂」等とも書き、位の高い武士たちが馬上で纏っていた防具の一つです。
後ろからの矢や石を防ぐため、平安時代の頃から戦場で使われました。
馬で颯爽と駆け巡ることで、空気によって母衣が膨らみます。
時代を経ていくうちに、その人の位の高さを表すためにも使われるようにもなりました。
「袰」の字源
戦場を駆け巡る武将の袰が膨らむ様子が、妊娠中の母の衣のようであることから、もともとは2文字で「母衣」と表していました。
「母衣」を一文字に省略することで、「袰」が誕生しました。
形状としては納得の由来ですが、男性かつ背中につける防具です。]
漢検1級はアプリで対策できます!
現在、アプリを調整しています。
再リリースの準備が整い次第、このサイト上でお知らせします。
参考文献
- 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p1431
コメント