【噺】口へんに新しいで噺(はなし)!漢字の成り立ちから「話」との違いを解説!

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噺

 口へんに新しいと書いて「」。

 実は漢検準1級レベルの漢字であり、国字(日本で作られた漢字)の一つです。

 「お噺」と「お話」の使い分け方を知っていますか?

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口へんに新しいで【噺(はなし)】

噺の読み方はこちら

【噺】
  • 音読み:×
  • 訓読み:はなし
  • 漢検級:準1級(大学・一般レベル)

 「はなし」というのは、「話」とほぼ同義ですが、以下のような違いがあります。

  • 噺は、語り口調で物語性があり、聞き手を喜ばせるためにされる。
  • 話は、何気ない話題も含め、聞き手に何かを伝えるためにされる。

 聞き手を喜ばせる意思の有無、はなしの伝え方が大きな違いとなっていますね。

噺ではない

こうした噺の特徴から、落語では「噺」を使っています。

噺(落語)

「噺」の字源

 しい内容をで伝え、相手を喜ばせるという意味から、「噺」ができました。

 ただし、日常的には「噺」は使わずに「話」を使うので、相手を喜ばせたいという気持ちが強くても「お噺があります」のような使い方はしないほうがよいでしょう。


 同じく「はなし」と読む漢字で「咄」もありますが、こちらは「噺」の意味に加えて、昔話やおとぎ話の意味も持っています。 

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参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p1255

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