「木へんに昌」と書いて表される「椙」。
漢検準1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。
名字でも使われていますが、読み方はご存知でしょうか?
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めもの内容
木へんに昌で【椙(すぎ)】
椙の読み方はこちら。
【椙】
- 音読み:×
- 訓読み:すぎ
- 漢検級:準1級(大学・一般レベル)
日本で作られた漢字(国字)のため、音読みはありません。
木へんの漢字で「すぎ」と言えば、「杉」が真っ先に出てきますが、「椙」はその通俗体であるため、同様の植物を意味しています。
皆さんご存知、花粉症患者の天敵です。
また、名字由来ネットによれば、名字としては以下のように「椙」が使われているようです。
- 椙山さん(全国4,543位、約2,400人)
- 椙本さん(全国7,706位、約1,100人)
同じ「すぎやまさん」でも、「杉山さん」なら全国79位、約204,000人で大きな差があります。
「椙」の字源
この字のつくりである「昌」には、次の読み方があります。
【昌】
- 音読み:ショウ
- 訓読み:さか(ん)
- 漢検級:準1級(大学・一般レベル)
木が昌んに(盛んに)伸びていく様子から、「椙」という字になりました。
「すぎ」という植物名自体も、まっ「すぐ」伸びていくことから名付けられました。
ちなみにですが、「杉」のつくりである「彡」は、3を表し、杉の木がたくさん並んでいる様子を表しています。
毎年春になると、花粉の勢いも昌んですね‥‥。
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参考文献
・日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p744 , 837
・「名字由来net」,<https://shodo-kanji.com/d1-1-2Japanese_kanji_history.html > 2023年3月3日アクセス
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