「仄(そく)」は漢検1級に配当されている難読漢字の一つです。
この漢字は「ほのか」や「かたむく」といった意味を持ち、「仄日(そくじつ)」という熟語でも知られています。
本記事では、「仄」の読み方や意味、成り立ちなどを詳しく解説していきます。
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めもの内容
「仄」の読み方・熟語・成り立ち
「仄」の読み方
仄 【】
- 音読み:ソク、ショク、シキ
- 訓読み:ほの(か)、ほの(めく)、ほの(めかす)、かたむ(く)、かたわ(ら)、そばだ(つ)、いや(しい)
- 漢検級:1級
- 部首:人部(にんべん)
- 部首の画数:2画
- 総画数:4画
「仄」の意味
- ほのか。かすかに。
- かたむく。かたよる。うらがえる。
- かたわら。
- そばだつ。そばだてる。
- いやしい。せまい。
- 漢字音の上声・去声・入声の総称(平声に対する概念)
「仄」を含む熟語
- 仄聞(そくぶん):うわさで聞くこと。かすかに聞くこと。
- 仄日(そくじつ):西に傾いた太陽。夕日。
- 仄韻(そくいん):漢字の四声のうち、仄声の韻
- 仄暗い(ほのぐらい):薄暗いさま。
- 仄仄(ほのぼの):ほんのりと。かすかに。心があたたまるようなさま。
「仄」の成り立ち
「仄」は会意文字です。
「厂」(がんだれ)は崖や傾斜を表し、「人」と合わせて、がけの側に体を傾けて寄り添う情景を示し、「傾く、斜めの」という意味を表現しています。
「仄」の漢検での出題例
漢検1級では、「仄」が以下のように出題されました。
問題 | 解答 | 意味 | 出典 |
①熟語読み「仄日」 ②語義の訓読み「仄く」 | ①そくじつ ②かたむ | ①西に傾いた太陽 ②傾くこと | 『漢検分野別精選演習』 |
まとめ
「仄」は「ほのか」や「かたむく」といった意味を持つ漢字で、漢検1級レベルの難読漢字です。
「平仄(ひょうそく)」という熟語でよく使われ、漢詩の韻律にも関わる重要な文字です。
この漢字の理解を深めることで、古典文学や漢詩の鑑賞にも役立つでしょう。
このような日常生活ではなかなか目にしない漢字を効率的に学習するには、体系的な学習方法が欠かせません。
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参考文献
- 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p956
- 新潮社編(2007)『新潮日本語漢字辞典』,新潮社,p103
- 藤堂明保他(2019)『漢字源 改訂第六版』, 学研プラス,p66
- 日本漢字能力検定協会(2014)『漢検1級分野別精選演習』,p54,161
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