【梺】「林に下」の読み方は?漢字の成り立ちまで解説!

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梺

 「林に下」と書いて表される「」。

 漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。

 見慣れない漢字ではありますが、「下」の「林」がどこを指すかを考えてみましょう。

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林に下で【梺(ふもと)】

梺の読み方はこちら。

【梺】
  • 音読み:×
  • 訓読み:ふもと
  • 漢検級:1級(大学・一般レベル)

 日本で作られた漢字(国字)のため、音読みはありません。

 常用漢字の「麓」と同じ意味であり、山の下の方のなだらかな部分を指します。

 「梺」には音読みが無いため、「山麓」のような使い方はできないため注意が必要です。

「梺」の字源 

 木々が生い茂る山林の中でも、山のの方のを指すことで、「」が出来上がりました。

 この要領でいけば、「山+下」や「森+下」でも良かった気がしますが、名字での使用率の高さや、字のバランスといった問題で、「林+下」が採用されたのではないかと思います。

 また、同じ読みである「麓」が、「林+鹿」で、鹿が生息するほど山の下の方を意味していたことから、それに倣ったいう推測もできます。


 「山下」「森下」「林下」だと、確かに「林下」は少なそうです。

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参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p1353

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