「魚へんに休」と書いて表される「鮴」。
漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。
慣用句としては、「鮴押し」という使われ方をしますが、読み方を知っていますか?
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めもの内容
魚へんに休で【鮴(ごり)】
鮴の読み方はこちら。
【鮴】
- 音読み:×
- 訓読み:ごり
- 漢検級:1級(大学・一般レベル)
日本で作られた漢字(国字)のため、音読みはありません。
「ごり」というのは、淡水魚であるカジカやハゼの別称。
カジカのことを「ごり」という地域と、ハゼのことを「ごり」という地域があるため注意が必要です。
確かに似ているものの、定義を統一して欲しいものですね。
「鮴」の字源
鮴(カジカやハゼ)の特徴として、川底を這うように移動することが挙げられます。
卵を保護する目的で、粘着質の体を利用して岩や石に貼り付くことも。
そんな姿が休んでいるように見え、「魚へんに休」が漢字として当てられました。
ゴリ押しの由来
川底にへばりついている鮴を漁する際には、網が川底を削るように無理やり引きずる必要があります。
力任せに鮴漁を押し進める様子から、「ゴリ押し」という言葉が生まれました。
ゴリラの「ゴリ」ではなかったんですね。
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参考文献
- 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p533
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