【袰】「母に衣」の読み方は?漢字の成り立ちまで解説!

当ページのリンクには広告が含まれています。
袰

 「母に衣」と書いて表される「」。

 漢検1級レベルのこの漢字は、国字(日本で作られた漢字)の一つです。

 母の衣と書きますが、武士たちが纏っていた防具を指します!

漢検1級はアプリで対策できます!

 現在、アプリを調整しています。
 再リリースの準備が整い次第、このサイト上でお知らせします。

めもの内容

母に衣で【袰(ほろ)】

 袰の読み方はこちら。

【袰】
  • 音読み:×
  • 訓読み:ほろ
  • 漢検級:1級(大学・一般レベル)

 日本で作られた漢字のため、音読みはありません。

 ほろというのは、「幌」や「保呂」等とも書き、位の高い武士たちが馬上で纏っていた防具の一つです。

大きな赤い母衣
(出典:不詳, Public domain, via Wikimedia Commons)

 後ろからの矢や石を防ぐため、平安時代の頃から戦場で使われました。

 馬で颯爽と駆け巡ることで、空気によって母衣が膨らみます。

 時代を経ていくうちに、その人の位の高さを表すためにも使われるようにもなりました。

「袰」の字源 

 戦場を駆け巡る武将の袰が膨らむ様子が、妊娠中ののようであることから、もともとは2文字で「母衣」と表していました。

 「母衣」を一文字に省略することで、「袰」が誕生しました。


 形状としては納得の由来ですが、男性かつ背中につける防具です。]

漢検1級はアプリで対策できます!

 現在、アプリを調整しています。
 再リリースの準備が整い次第、このサイト上でお知らせします。

参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p1431

コメント

コメントする

CAPTCHA


めもの内容