漢検1級に配当されている漢字「亢」は、「たかぶる」や「きわめる」という意味を持つ重要な漢字です。
この記事では、「亢」の読み方や意味、成り立ち、そして漢検での出題例までを詳しく解説します。
難解な漢字の習得に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
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めもの内容
「亢」の読み方・熟語・成り立ち
「亢」の読み方
亢 【】
- 音読み:コウ
- 訓読み:たかぶ(る)、あ(がる)、あ(たる)、きわ(める)、たか(い)、のど
- 漢検級:1級
- 部首:亠(なべぶた)
- 部首の画数:2画
- 総画数:4画
「亢」の意味
- たかぶる。たかい。
- きわめる。
- のど
- あたる(当たる)
- あみぼし(二十八宿の一つ)
「亢」を含む熟語
- 亢進:精神や神経がたかぶり、病状などが進行すること。
- 亢奮:興奮すること。
- 亢竜悔い有り:物事は頂点を極めてしまうと、必ず衰えるというたとえ。
- 亢宿:二十八宿の一つである、あみぼしのこと。
「亢」の成り立ち
「亢」はのどくびを描いた図形がもとになっている象形文字です。
その形の特徴から、「頭を上げてまっすぐ高く立つ」という意味を表現しているとされています。
「亢」の漢検での出題例
漢検1級では、「亢」が以下のように出題されました。
問題 | 解答 | 意味 | 出典 |
【コウリョウ】悔い有り。 | 亢竜 | 物事は頂点を極めてしまうと衰えるしかないため、それを後悔する言葉。 | 漢検1級2019年度第1回 |
また、「亢」を使う漢検1級配当の四字熟語として、以下のものがあります。
四字熟語 | 解答 | 意味 | 出典 |
心悸コウシン | 亢進 | 心臓の鼓動が激しくなること。 | 『四字熟語辞典』 |
コウリョウ有悔 | 亢竜 | きわめて高い地位にあるものは失敗するおそれがあることを戒める言葉。 | 『四字熟語辞典』 |
まとめ
「亢」は、「たかぶる」「きわめる」という意味を持つ漢検1級の漢字です。
二十八宿の一つ、あみぼしとしても知られ、天文学や占星術にも関連する奥深い文字です。
このような日常生活ではなかなか目にしない漢字を効率的に学習するには、体系的な学習方法が欠かせません。
漢検1級を目指す方には、専門的な学習アプリの利用をおすすめします。
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ぜひ、漢字学習に活用し、漢検1級合格を勝ち取ってください。
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参考文献
- 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p471
- 新潮社編(2007)『新潮日本語漢字辞典』,新潮社,p87
- 藤堂明保他(2019)『漢字源 改訂第六版』, 学研プラス,p57
- 日本漢字能力検定協会(2020)『漢検1/準1級過去問題集 2020年度版』, p32
- 日本漢字能力検定協会(2017)『漢検 四字熟語辞典』, p161,200,267
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