【亟】「極」の右側のみの漢字の読み方は?意味や成り立ち、漢検での出題例まで解説!

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 漢検1級に配当されている「」という漢字。

 この字は「急ぐ」や「しばしば」といった意味を持つ、やや難解な漢字です。

 この記事では、「亟」の読み方や意味、成り立ちについて詳しく解説していきます。

 漢検1級合格を目指す方はもちろん、漢字に興味がある方にもぜひ参考にしていただきたい内容です。

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めもの内容

「亟」の読み方・熟語・成り立ち

「亟」の読み方

  • 音読み:キョク・キ
  • 訓読み:すみ(やか)・しばしば
  • 漢検級:1級
  • 部首:二
  • 部首の画数:2画
  • 総画数:8画(9画という解釈もある)

「亟」の意味

  • すみやか、はやい
  • しばしば、しきりに
  • 物事が切迫していること

「亟」を含む熟語

  • 亟行(きょっこう):急いで行くこと。
  • 亟務(きょくむ):緊急の仕事、急を要する務め。

「亟」の成り立ち

 「亟」の字は会意文字です。

 甲骨文字の形を見ると、中央に立っている人の姿があり、上下に横線が引かれています。

 上の横線は「頭の頂点」を、下の横線は「踵(かかと)の極点」を表しています。

 つまり、人が頭から足先まで全身を使って急いでいる様子を表現しているのです。

 この形が「急ぐ」「速やか」という意味につながっています。

 また、「しばしば」という意味は、急ぐ様子を時間のイメージに転用したことで派生したと考えられます

「亟」の甲骨文字
「亟」の甲骨文字
(出典:Digital file creation, see the contributor names shown in the “User” column of the “File history” section below., CC0, via Wikimedia Commons)
急いでいる人
急いでいる人

「亟」の漢検での出題例

漢検1級では、「亟」が以下のように出題されました。

「亟」の出題例
問題解答意味出典
仲尼「亟」水を称う。しばしばしばしば、度々漢検1級平成23年度第3回
経始「亟」やかなる勿れ。すみ切迫している。急いでいる。『漢検分野別精選演習』
仲尼「亟」水を称う。しばしばしばしば、度々『漢検分野別精選演習』

まとめ

 「亟」は「急ぐ」「しばしば」という意味を持つ漢字で、その成り立ちには人が全身を使って急ぐ様子が表現されています。

 漢検1級レベルの難解な漢字ですが、その意味や成り立ちを理解することで、より深く漢字を学ぶことができます。

 漢検1級合格を目指す方にとって、このような難解な漢字の理解は非常に重要です。

 このような日常生活ではなかなか目にしない漢字を効率的に学習するには、体系的な学習方法が欠かせません。

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 ぜひ、漢字学習に活用し、漢検1級合格を勝ち取ってください

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参考文献
  • 日本漢字能力検定協会(2015)『漢検 漢字辞典[第2版]』p349
  • 新潮社編(2007)『新潮日本語漢字辞典』,新潮社,p86
  • 藤堂明保他(2019)『漢字源 改訂第六版』, 学研プラス,p55
  • 日本漢字能力検定協会(2022)『漢検1/準1級過去問題集 2022年度版』, p35
  • 日本漢字能力検定協会(2014)『漢検1級分野別精選演習』,p30,34,161

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